Loading...
    
代々木上原『nanea』整体鍼灸院
痛みと鍼灸の鎮痛メカニズム


急性痛・慢性痛のちがい


<急性痛>
●何が起こるの?
ケガや手術などで、体に「危ないよ!」と教えてくれる警報みたいな痛みです。
●どんな時に感じる?
 ・ケガや病気が原因
 ・傷ができたり、体が炎症を起こしている時
●気持ちの影響は?
あまり関係ありません
●どう治す?
消炎鎮痛剤(痛み止め)がよく効きます
●特徴
この痛みは、原因を見つけて治すのが大事です。「西洋医学」が得意な分野です

<急性痛>
●何が起こるの?
急性痛の原因(ケガなど)が治っても、痛みが長く続く状態。警報が誤作動していることがあります
●どんな時に感じる?
 ・神経や体の働きにズレが生じている時
 ・傷や炎症はない、またはすでに治っていることが多い
●気持ちの影響は?
不安やストレスなど、感情が痛みを強くすることがあります
●どう治す?
消炎鎮痛剤が効かないことが多いので、痛みを和らげることに集中します
●特徴
鍼灸など、「東洋医学」が得意な分野です

簡単にまとめると
●急性痛:ケガや炎症が原因で起こる「危険を教えてくれる」痛み
●慢性通:体の誤作動や感情が関係する「原因がわかりにくい」痛み
どちらの痛みも、適切な治療をすることで症状を楽にできる可能性があります。


けがをするとなぜ痛い?


体のどこか(皮ふや筋肉、関節、じん帯など)が傷つくと、痛みを起こす物質が出てきます。
この物質が原因で、赤くなったり、はれたり、痛くなったりします
これは体が「ここが傷ついているよ!気をつけてね!」と教えてくれるサインです。

痛みを起こす物質=発痛物質

主な発痛物質
1.プロスタグランジン
ケガや炎症が起こると、体が「痛い!」という信号を送るために出てきます。これが痛みを強く感じさせます。

2.ヒスタミン
体がアレルギー反応や炎症を起こすときに出る物質で、腫れや痛みを引き起こします。

3.ブラジキニン
血管を広げる役割があり、痛みを感じやすくします。

4.カリウムイオン
細胞が傷ついたときに出てきて、神経に痛みの信号を送ります。



発痛物質が働くとき

ケガをすると、傷ついた組織からこれらの発痛物質が放出され、神経に「痛いよ!」という信号を送ります。
この信号が脳に伝わり、痛みとして感じるんですね。
そのため、鍼灸やマッサージなどで血流を改善したり、発痛物質を流したりすることで、痛みを和らげることができるんです。





鍼灸の鎮痛メカニズム①


鍼灸でどうして痛みがやわらぐの?

①痛みのもとは「痛み物質」
ケガをしたり体がダメージを受けると、「痛み物質」というものが出て、それが痛みを感じさせます。
鍼やお灸をすると、その場所の血流が良くなり、「痛み物質」が流れていくので痛みが軽くなるります。

②タンスの角に小指をぶつけたら...痛みが2回?
例えば、小指をぶつけたとき、すぐに「痛っ!」と感じたあと、少ししてからズーンとした痛みが来ることがありますよね。
これは、痛みを伝える2種類の神経が働いているからです。
・最初の「チクッ」とした痛み
 → 速い神経(Aδ繊維)が働いてすぐ伝わる。
・あとからくる「ズーン」とした痛み
 → ゆっくりした神経(C繊維)が働くので、少し遅れて感じるんです。

③鍼はどうして痛くないの?
実は、体は「押された感じ(圧覚)」と「痛みの感じ(痛覚)」を別々の神経で感じています。
「押された感じ」を伝える神経のほうが速いので、鍼を刺す前に肌を軽く押してから刺すと、「押された感じ」が先に伝わり、痛みを感じにくくなるんです。

④体が「自分で痛みを直す薬」を作り出す
鍼を刺すと脳が「痛いかも!」と気づきます。
その時、脳が「自分で痛みを和らげる薬(内因性オピオイド)」を作り出してくれます。
これが鍼灸が痛みに効く理由のひとつなんですね。

まとめ
鍼やお灸は、「痛みのもと」を流したり、体の自然な力を引き出して痛みを和らげてくれる方法なんです。






ポイント
鍼を刺すときに痛くないのは、皮膚に触れるときの「圧覚」の方が神経のスピードが速く、痛みを感じる神経よりも太いからです。
例えば、右利きなら左手で鍼管を持ちながら、肌に軽く触れてから(圧覚)すぐに右手で鍼をトントンと入れると、痛くないんです。
実は、この時、脳の中では驚くほどの痛さに反応して、内因性モルヒネ様物質(内因性オピオイド)が放出され、自分の体で痛みを和らげる作用が働きます。








鍼灸の鎮痛メカニズム②


鍼灸は体の中で「痛みを和らげる物質」を出す手助けをしてくれます。
これを「内因性モルヒネ様物質(内因性オピオイド)」と言いますが、これらは体の中で自然に作られる痛みを和らげる物質です。

内因性オピオイドとは?
内因性オピオイドは、体が痛みを感じたときに「痛みを抑えるため」に分泌される物質です。
これらは、まるで「体の中の自然なモルヒネ」のようなものです。代表的なものには以下の4つがあります。

●エンドルフィン
体が「痛い!」と思ったときに、痛みを和らげるために分泌される物質で、気分を良くする効果もあります。
●エンケファリン
これも痛みを和らげる物質で、特に急な痛みを抑えるのに役立ちます。
●ダイノルフィン
体内で強い鎮痛作用を持ち、深い痛みを和らげる役割を果たします。
●エンドモルフィン
体の中で最も強い鎮痛作用を持ち、痛みを大きく和らげます。

鍼灸の作用
鍼やお灸の刺激によって、体はこれらの内因性オピオイドをたくさん作り出し、痛みを和らげる手助けをしてくれるんです。
例えば、鍼を体に刺すと、その刺激が脳に伝わり、痛みを感じにくくさせる物質が自然に出てきます。このように、鍼灸は体の自然な痛みを和らげる力を引き出す方法なのです。


鍼灸の鎮痛メカニズム③


鍼灸は体の中で「痛みを和らげる物質」を出すお手伝いをします。鍼を刺したりお灸をすると、体の中で起こる出来事があります。
・刺激をした局所で起こる鎮痛
1.鍼灸の刺激
鍼やお灸を使って体を刺激すると、まず体が反応します。

2.白血球が働きかける
体には免疫システムがあり、白血球という細胞が体を守っています。この白血球が「サイトカイン」という物質を出し、体の中で情報を伝えます。

3.Tリンパ球が痛みを和らげる物質を放出
サイトカインが働くと、今度は「Tリンパ球」と呼ばれる細胞が登場します。このTリンパ球が「Bエンドルフィン」と呼ばれる物質を放出します。

4.痛みが和らぐ
このBエンドルフィンは、痛みを感じにくくする働きがあるので、体が痛みを感じづらくなります。
まるで体の中で自然に痛み止めを作っているようなものです

こうして、鍼灸は体の中で痛みを和らげる力を引き出してくれるんですね.



鍼灸の鎮痛メカニズム④


鍼灸がどのように痛みを和らげるかについて、簡単な仕組みを紹介します。
1.ゲートコントロール理論
これは「さすると痛みが楽になる」という現象と似たものです。
例えば、ぶつけたところをさすったり揉んだりすると、痛みが少し和らぐことがありますよね。これと同じようなことが、鍼灸でも起こります。

2.接触鍼での刺激
ローラー鍼やてい鍼のように、刺さない鍼を使うことで、体に優しく刺激を与えます。

3.触圧覚が興奮する
この刺激は「触覚」や「圧力」を感じる神経(AB繊維)を興奮させ、脳にその情報を伝えます。

4.SG(膠様質ニューロン)に働きかける
その後、情報が脊髄の中にあるSG(膠様質ニューロン)という場所に伝わります。

5.抑制系が働く
ここで、痛みの信号を抑える働きが始まります。

結果として、痛みの伝達が抑えられ、痛みが軽く感じるようになります。
まるで体の中で痛みを止める「ゲート」を閉じるような仕組みです。


鍼灸の鎮痛メカニズム⑤


【気の流れを良くする】
・「不通則痛(ふつうそくつう)」: 気や血の流れが悪いと、痛みが起こります。
・「通則不痛(つうそくふつう)」: 気や血の流れが良くなると、痛みはなくなります。

血液が滞っていると「瘀血(おけつ)」と言われ、これは体の中で血の流れが悪くなる状態です。
その滞っている血を取り除いたり、流れを良くしたりすると、新しい元気な血液が体を巡り始め、気血の流れが良くなるので、痛みが改善されるのです。




我慢すれば痛みに強くなる?
実は、「痛みに耐えると痛みに強くなる」は間違いです!
その理由は、痛みが続くと、私たちの体の中で「痛みの伝達」がどんどん効率よくなってしまうからです。

シナプスとは?
シナプスは、神経の細胞(ニューロン)が他の神経や筋肉、腺細胞とつながっている部分で、痛みのような信号を伝える役割をしています。
シナプスは、何度も使うと伝える力が強くなるんです。これを「シナプスの可塑性」と言います。
例えば…
・長期増強: 使われる回数が多いと、信号の伝わりやすさが良くなり、海馬のニューロンがもっと効率よく働きます
・長期抑制: 使わない神経は、活動が抑制されます。これで、必要のない信号を減らすことができます。

痛みも記憶として残る
痛みが続くと、痛みの信号が効率よく伝わるようになり、痛みがより強く感じられるようになります。
だから、痛みに強くなるためには、「痛くない時間」をしっかり作ることが大切です。





- INFORMATION -

よくあるご質問とアクセス

よくあるご質問

ご検討ありがとうございます。ご予約は、予約サイトからお願い致します。ご不明点などございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ほとんど痛みを感じません。
使用する鍼は髪の毛程度の太さしかなく、鍼を刺す際には圧をかけて痛みをコントロールしております。ただ、多少痛みを感じる場合もございますので、その際はご遠慮なくおしゃってください。
営業時間は 10:00~18:00、不定休となります。
妊娠中(安定期~出産直前)でも安心して施術をうけていただけます。マタニティ時期を快適に過ごす為の、マタニティ鍼灸・整体のメニューがございます。
現地にて「現金決済」または「カード決済」です。
もちろんです。男性のお顔/おからだのお悩みをケアする、男性専用メニューがございます。

鍼灸院について

【住所】東京都渋谷区上原1丁目35-7 KUDO B.L.D 201
アイアンのアーチ門扉が目印で、階段を上がり2Fの左手となります。
完全個室のプライベート空間で心身共におくつろぎいただけます。

代々木上原 鍼灸院|nanea

東京都渋谷区上原1丁目35-7 KUDO B.L.D 201
Email: info@nanea.info

CONTENTS
Instagram
  • celestia